賃貸へ入居したばかりなのに、
「思っていた環境と違った」
「生活してみたら合わなかった」
「仕事や家庭の事情が変わった」
などの理由で、早い段階から退去を考えることがあります。
そんなとき、
「入居したばかりなのに退去したいと言っていい?」
「管理会社に何て伝えればいい?」
「まだ退去を決め切っていないけど相談していい?」
と迷うこともあるでしょう。
入居して間もなくても、退去を考えているなら、まずは契約内容を確認したうえで管理会社へ相談できます。
基本は、
退去を検討していること+必要な手続きを確認したいこと
を伝えれば十分です。
たとえば、
「入居して間もないところ恐縮ですが、事情により退去を検討しております。必要な手続きや退去可能な時期について教えていただけますでしょうか」
という形です。
この記事では、入居してすぐ退去したいときに管理会社へどう相談すればよいか、状況別のメール例文とあわせて紹介します。
- 入居してすぐでも退去について相談していい
- 最初に確認したいことは4つ
- 入居してすぐ退去したいときの基本メール例文
- まだ退去を決め切っていない場合
- 退去理由はどこまで伝える?
- 仕事の事情で退去したい場合
- 家庭の事情で退去したい場合
- 生活環境が合わず退去したい場合
- 設備の不具合が理由で退去を考えている場合
- 騒音などが理由で退去を考えている場合
- 短期で退去する場合の費用を確認したいとき
- 退去日がまだ決まっていない場合
- 退去日が決まったら改めて連絡する
- 大家さんへ直接相談する場合
- 管理会社から理由を聞かれた場合
- 「もう少し考えてから連絡してください」と言われた場合
- 入居直後の退去相談に返事がない場合
- 入居直後の退去で避けたい伝え方
- 入居してすぐ退去したいときは「まず相談」で大丈夫
- 関連記事
入居してすぐでも退去について相談していい
「契約したばかりだから言いにくい」
と感じるかもしれません。
ただ、退去を検討する事情があるなら、管理会社へ確認して構いません。
必要以上に謝らなくていい
入居直後だからといって、
「本当に申し訳ありません」
と長く謝る必要はありません。
「入居して間もないところ恐縮ですが」
くらいで十分です。
まず手続きと契約内容を確認する
退去できる時期や必要な手続きは、契約内容によって異なる場合があります。
自己判断せず、契約書と管理会社への確認をセットで考えましょう。
最初に確認したいことは4つ
入居直後の退去を考えたら、まず次の内容を確認します。
- 退去連絡の期限
- 必要な手続き
- 退去可能な時期
- 費用や契約上の扱い
契約書の解約・退去項目を見る
契約書の、
- 解約
- 契約期間
- 退去
- 短期解約に関する記載
などを確認します。
わからなければそのまま聞く
契約書を読んでも判断できない場合は、
「今回のケースではどのような扱いになりますでしょうか」
と聞けば十分です。
関連記事:賃貸契約の内容を管理会社へ確認するときの聞き方|メール例文付き
入居してすぐ退去したいときの基本メール例文
退去を検討している場合
件名:退去についてのご相談
お世話になっております。
〇〇マンション〇〇号室の〇〇です。
入居して間もないところ恐縮ですが、事情により退去を検討しており、ご相談でご連絡いたしました。
この場合、必要な手続きや退去可能な時期について教えていただけますでしょうか。
また、契約上確認しておくべき点がありましたら、あわせてご案内いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
退去することを決めている場合
お世話になっております。
〇〇号室の〇〇です。
入居して間もないところ恐縮ですが、事情により退去を希望しております。
〇月〇日頃の退去を考えておりますので、必要な手続きについてご案内いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
まだ退去を決め切っていない場合
「退去したい気持ちはあるけれど、まだ迷っている」
という段階でも相談できます。
事前確認として聞く例文
お世話になっております。
現時点では退去を確定しているわけではありませんが、今後の予定を考えるため確認したくご連絡しました。
入居後間もない時期に退去する場合、必要な手続きや連絡期限はどのようになりますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
費用も含めて判断したい場合
お世話になっております。
現在、退去を検討しております。
まだ確定ではありませんが、退去する場合の手続きや費用について事前に確認したくご連絡しました。
契約上どのような扱いになるか教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
退去理由はどこまで伝える?
詳しい事情まで説明する必要はありません。
「事情により」で十分な場合もある
たとえば、
「事情により退去を検討しております」
だけでも構いません。
一言理由を添えるなら簡潔に
- 仕事の事情で
- 家庭の事情で
- 生活環境の都合で
- 予定変更により
など、一言で十分です。
仕事の事情で退去したい場合
転勤や勤務地変更などが急に決まることもあります。
転勤が決まった場合
お世話になっております。
入居して間もないところ恐縮ですが、急な転勤が決まり、退去についてご相談したくご連絡しました。
〇月頃の退去を予定しております。
必要な手続きや連絡期限について教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
勤務状況が変わった場合
お世話になっております。
仕事の事情が変わり、現在の住居からの退去を検討しております。
入居後間もない時期となりますが、退去する場合の手続きについてご案内いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
家庭の事情で退去したい場合
家族との同居や生活状況の変化などが理由になることもあります。
詳細を書かずに伝える例文
お世話になっております。
入居して間もないところ恐縮ですが、家庭の事情により退去を検討しております。
必要な手続きや、退去可能な時期について確認したくご連絡しました。
よろしくお願いいたします。
退去時期が決まっている場合
お世話になっております。
家庭の事情により、〇月〇日頃の退去を希望しております。
入居後間もない時期となりますが、退去手続きについてご案内いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
生活環境が合わず退去したい場合
住み始めてから、
「思っていたより生活しづらい」
と感じることもあります。
その場合も、強い不満として書かず、まず手続きの相談として伝えられます。
簡潔に相談する例文
お世話になっております。
実際に入居して生活する中で、今後の居住について検討した結果、退去を考えております。
現在の契約で退去する場合、必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
詳しい理由を伝えたくない場合
お世話になっております。
個人的な事情により、現在退去を検討しております。
入居後間もない時期となりますが、退去手続きについて確認させていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
設備の不具合が理由で退去を考えている場合
設備トラブルが続き、
「もう退去したい」
と思うこともあるでしょう。
この場合も、退去を決める前に、必要なら現在の不具合について管理会社へ相談できます。
まず対応状況を確認する場合
お世話になっております。
入居後から〇〇の不具合についてご相談しております。
現在も生活への影響が続いているため、今後の居住についても検討しております。
まず、今後の対応予定について改めて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
退去についても相談する場合
お世話になっております。
〇〇の不具合についてご対応いただいておりますが、現在退去も検討しております。
退去する場合の手続きや契約上の扱いについて確認したく、ご連絡しました。
よろしくお願いいたします。
関連記事:入居直後に設備の不具合を見つけたとき管理会社への伝え方(準備中)
騒音などが理由で退去を考えている場合
近隣の音などで生活が難しいと感じることもあります。
まだ管理会社へ相談していない場合
退去を決める前に、まず騒音について相談する方法もあります。
関連記事:賃貸の騒音を管理会社へどう伝える?苦情ではなく相談として伝える例文
すでに相談済みで退去を検討している場合
お世話になっております。
以前ご相談しました〇〇について、その後も生活への影響が続いているため、退去を検討しております。
退去する場合の必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
短期で退去する場合の費用を確認したいとき
入居直後の退去では、
「どんな費用がかかる?」
と気になることがあります。
契約内容によって異なる場合があるため、断定せず管理会社へ確認します。
費用を確認する例文
お世話になっております。
入居後間もない時期での退去を検討しております。
この場合、契約上必要となる費用や手続きについて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
契約書の記載について聞く場合
お世話になっております。
契約書の〇〇に記載されている内容について確認です。
今回、入居後〇か月程度で退去する場合は、どのような扱いになりますでしょうか。
ご確認いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
関連記事:賃貸契約の内容を管理会社へ確認するときの聞き方|メール例文付き
退去日がまだ決まっていない場合
入居直後の退去では、新居がまだ決まっていないこともあります。
おおよその時期だけ伝える例文
お世話になっております。
現在退去を検討しておりますが、具体的な退去日はまだ決まっておりません。
〇月頃を想定しております。
正式な退去日はいつまでにご連絡すればよいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
先に期限だけ確認する場合
お世話になっております。
退去について確認です。
現時点では具体的な日程は未定ですが、退去する場合はいつまでに正式な連絡が必要でしょうか。
よろしくお願いいたします。
関連記事:退去日がまだ決まっていないとき管理会社へどう相談する?メール例文付き
退去日が決まったら改めて連絡する
相談後に日付が決まったら、正式に伝えます。
退去日確定の例文
お世話になっております。
先日、退去についてご相談しました〇〇号室の〇〇です。
退去日が決まりましたので、改めてご連絡いたします。
〇月〇日の退去を希望しております。
必要な手続きをご案内いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
前回の案内に沿って連絡する場合
お世話になっております。
先日は退去手続きについてご案内いただき、ありがとうございました。
退去日が〇月〇日に決まりましたのでご連絡します。
今後の手続きを進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
関連記事:賃貸の退去を管理会社へメールで伝える例文|最初の連絡で何を書く?
大家さんへ直接相談する場合
管理会社ではなく、大家さんへ直接連絡する物件もあります。
基本のメール・LINE例文
お世話になっております。
〇〇号室の〇〇です。
入居して間もないところ恐縮ですが、事情により退去を検討しております。
退去する場合の必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
退去日が決まっている場合
お世話になっております。
事情により、〇月〇日頃の退去を希望しております。
入居後間もない時期となりますが、必要な手続きについて教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
関連記事:大家さんへ退去を伝えるときのメール・LINE例文|失礼になりにくい伝え方
管理会社から理由を聞かれた場合
退去理由を確認されることもあります。
簡単に答える場合
ご連絡ありがとうございます。
退去理由については、仕事・生活上の事情によるものです。
必要な手続きについて引き続きご案内いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
詳細を伝えたくない場合
ご連絡ありがとうございます。
個人的な事情による退去となります。
詳細については控えさせていただければと思いますが、手続きについては必要な内容に沿って進めます。
よろしくお願いいたします。
「もう少し考えてから連絡してください」と言われた場合
退去をまだ確定していない場合は、一度検討しても構いません。
返信例文
ご案内ありがとうございます。
内容を確認したうえで、退去について改めて検討いたします。
正式に決まりましたらご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。
期限だけ確認しておく場合
ご案内ありがとうございます。
正式に決まり次第ご連絡いたします。
念のため、退去する場合の連絡期限だけ教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
入居直後の退去相談に返事がない場合
退去を検討している場合でも、返信がないと手続きを進められません。
やわらかい再連絡例文
お世話になっております。
〇〇号室の〇〇です。
〇月〇日に、退去について相談のメールをお送りしました。
その後の確認状況を伺いたく、再度ご連絡いたしました。
必要な手続きや連絡期限についてご案内いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
退去希望時期が近い場合
お世話になっております。
先日ご相談しました退去について、希望時期が近づいてきたため再度ご連絡しました。
手続きを進めるため、必要な対応についてご案内いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
関連記事:管理会社へ2回目のメールを送るときの例文|急かさず確認する言い方
入居直後の退去で避けたい伝え方
申し訳なさから長文で説明しすぎる
管理会社が知りたいのは、
退去を検討していること
いつ頃を考えているか
何を確認したいか
という部分です。
理由は簡潔で構いません。
契約上の扱いを自己判断する
「入居したばかりだから退去できないはず」
「この費用は絶対に必要なはず」
と決めつけず、契約書と管理会社への確認を優先しましょう。
入居してすぐ退去したいときは「まず相談」で大丈夫
入居後すぐに退去を考えることになっても、必要以上に言いづらく考える必要はありません。
基本形は、
「入居して間もないところ恐縮ですが、事情により退去を検討しております。必要な手続きや退去可能な時期について教えていただけますでしょうか」
です。
流れとしては、
退去を考える
→ 契約書を確認
→ 管理会社へ事前相談
→ 必要な手続き・費用を確認
→ 退去するか決める
→ 退去日を確定
→ 正式に退去連絡
と考えましょう。
大切なのは、入居したばかりだからと一人で抱え込まず、まだ退去を確定していない段階でも必要な条件を確認してから判断することです。

